【業績】科学と技術で夢を語る⇒#18233@業績;
科学と技術で夢を語る
立花 和宏, 科学・技術研究, Vol.1, p.65, (2012).
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),刊行物2012_H24@C11)
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ヒトは夢を語る動物だ。夢は不確かな未来の幸せを信じること。未来を信じ、語り合えることが他の動物が持たないヒト特有のコミュニケーション能力だ。しかしながら未来の不確かさからヒトは安心と不安のはざまを彷徨う。より確かな真理を追求する学問の欲求はそこから生まれる。しかし得られた真理を文字に表現したときから形式やルールの陳腐化が始まる。だから何度でも実験と観察によってそのことを確かめ、その時代に沿ったやり方でその夢を書き残してゆかねばならない。過去の実験や観察をもとに未来を語る法則が科学、その法則を使って幸せを手に入れる手段が技術。その夢を書き記すのは実現確率の高い若者こそ優先されるべきである。せっかくヒトとして生まれたのだから、老若男女それぞれの立場を尊重し、ともに夢をつむいでいこうではないか。
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),科学と技術で夢を語る~呪縛からの解放~2)