電場強度あるいは単に電場ともいいます。荷電粒子に力をおよぼす緊張した雰囲気です。
電界力 F 〔N〕=電気量 Q 〔C〕×電場 E 〔V/m〕の強さ=電位上昇速度÷電流密度×電荷密度
力 F 〔N〕=電気量 Q 〔C〕×電場 E 〔V/m〕
電流密度 J 〔A/m²〕=導電率 κ 〔S/m〕×電界の強さ E 〔V/m〕
電界の強さ E 〔V/m〕=電圧 V 〔V〕÷電極間距離 d 〔m〕
電束密度 D 〔C/m²〕=誘電率 ε 〔F/m〕×電場 E 〔V/m〕
【物理量】電界の強さ E 〔V/m〕電位上昇速度 v 〔V/s〕電流密度 J 〔A/m²〕電荷密度 ρ 〔C/m3〕移動度 μ 〔m2/V・s〕アノダイジングレシオ x 〔m/V〕
【関連講義】エネルギー変換化学特論,直列につないだ豆電球の点灯順序1)
【マクスウェルの方程式(微分形)】
∇電束密度 D 〔C/m²〕=電荷密度 ρ 〔C/m3〕
∇×電場 E 〔V/m〕=∂磁束密度 B 〔T〕÷∂時間 t 〔s〕
∇磁束密度 B 〔T〕=0
∇×磁場 H 〔A/m〕=電流密度 J 〔A/m²〕+∂電束密度 D 〔C/m²〕÷∂時間 t 〔s〕
電場強度とも言います。空間で位置の関数ベクトルとなります。電圧1)を長さで割って計算します。荷電粒子に力2)をおよぼします。電気力線が密な場所ほど電界が強くなります。
電流密度3)を電界の強さで割った物性値を導電率4)といいます。
バルブメタルのアノード酸化のときの皮膜内部の電場強度の逆数をアノダイジングレシオ5)といいます。
【関連講義】
電気化学の庵,クーロンの法則6)
【関連書籍】
電気と磁気7)
電気と磁気8)
なっとくする電磁気学(目次)9)
(
1) 
電圧(
voltage)
V [
ボルト].
(
2) 
力(
Force)
F [
ニュートン].
(
3) 
電流密度(
current density)
j [
アンペア毎平方メートル].
(
4) 
導電率(
conductibity)
κ [
ジーメンス毎メートル].
(
5) 
アノダイジングレシオ(
)
[
メートル毎ボルト].
(
6) 
高等学校 >
高校物理 >
原理と法 >
クーロンの法則,
原理と法則仁科 辰夫,
電気化学の庵,
講義ノート, (
1875).
(
7) 
>
電気と磁気中村英二、吉沢康和,
新訂物理図解, 第一学習社, (
1984).
(
8) 
>
電気と磁気数研出版編集部,
視覚でとらえるフォトサイエンス物理図録, 数研出版, (
2006).
(
9) 
>
なっとくする電磁気学(目次)後藤尚久著,
なっとくする電磁気学, 講談社, (
1993).