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インフルエンザウィルスによって引き起こされる疾病。鳥インフルエンザの流行で人畜共通感染症としも危険視されています1)2)3)。
インフルエンザウイルスのエンベロープにはウイルスが宿主細胞への吸着するときスパイク役を果たすヘマグルチニン(H)と、インフルエンザウイルスの増殖したウイルスが独立するときカッター役を果たすノイラミターゼ(N)という酵素があります。ともに膜(脂質の二重層)の上にくっついており、シアル酸のレセプターとカッターになっています。
A型インフルエンザは、このマグルチニンとノイラミターゼが多彩の上、抗原がとても変化しやすいため、大流行を引き起こしやすいのです。ちなみに1968年のホンコンカゼはH3N2で、1957年に流行したアジアカゼ(H2N2)とトリA型インフルエンザ(H3N8)の遺伝子組み換えで誕生したことがわかっています。
H5N1はニワトリからヒトへジャンプしたウイルスであることが判明しています。Hは1から15まで、Nは1から9までであり、これまでヒトに感染したことがあるのはH1、H2、H3であり、H5は人類史上感染の経験がありません。そこでパンデミックが危惧されています。
2009年の豚インフルエンザ(H1N1)はパンデミックの一歩手前で、航空機と自動車によるウイルスの運搬により世界に蔓延するまで4~7日と予想されています。健康を保つには感染を防のが一番です。空気感染もありますから、必要以上に盛り場などにであるかないことです。
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【関連書籍】病が世界を動かす6)
( 1)  > ウイルスと感染のしくみ(目次) 生田哲, ウイルスと感染のしくみ, 日本実業出版社, ( 1996). ( 2)  インフルエンザウイルスの生態―鳥インフルエンザとパンデミック―喜田宏, 第114回講演大会講演要旨集, 0,351( 2006). ( 3)  インフルエンザウイルスの生態―鳥インフルエンザとパンデミック―喜田宏, 第114回講演大会講演要旨集, 0,351( 2006). ( 4)  エネルギ > 光エネルギーと熱エネルギー(ロウソク、電球、蛍光灯), エネルギー変換化学@2006立花 和宏, エネルギー変換化学, 講義ノート, ( 2006). ( 5)  無機工業 > 2008 > 食品、包装、バイオ(2008), 2008年(H20年度)―無機工業化学立花 和宏, 無機工業化学, 講義ノート, ( 2009). ( 6)  > 病が世界を動かす篠田謙一、宮崎正勝、岡田春恵、安田喜憲, 一目でポイントがわかる!科学で見る!世界史, 学研, ( 2008).
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参考書籍…山形大学附属図書館 |
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( 3) 福見秀雄, インフルエンザ, , (2024/04/19 12:36:33). |
( 4) 福見秀雄, インフルエンザ, , (2024/04/19 12:36:33). |
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( 6) Stuart-Har, インフルエンザ, , (2024/04/19 12:36:33). |
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( 19) C.H.スチュワートーハリス,G.C.シルド著/杉浦昭〔ほか〕訳, インフルエンザ, 講談社, (1978.3). |
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