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説明 |
溶媒に溶かすこと。液体、固体、気体を液体に混合して溶液にする操作1)。固体あるいは気体と液体の混合物が流体となること。融解とは違います。例えば水などの液体に、固体の塩化ナトリウム、液体のエタノール、気体の二酸化炭素などの物質が溶けて均一になることを溶解と言います。食塩のようにイオンに電離して溶解する物質と砂糖のように分子のまま溶解する物質があります。また溶解した物質を溶質といい、物質を溶かした液体を溶媒と言います。溶媒に対する溶質の割合は濃度といいます。溶解とは逆に溶けている物質が固体になって分離されることを析出といいます。多くの化学分析では試料を溶解して水溶液にしなければなりません2)3)。
【動画】4)
四丁目サイエンス劇場「氷とガラス」
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( 1)  > 物質の状態数研出版編集部, 視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録, 数研出版, ( 1998). ( 2)  > 単位操作永井芳男[ほか]共著/永井芳男[ほか]編集, 工業有機化学実験, 丸善, ( 1964). ( 3)  > 試薬の溶解と調整, 遠藤 昌敏, 無機・分析化学基礎実験, 講義ノート, ( 2006). ( 4)  四丁目サ > 氷とガラス, 四丁目サイエンス劇場立花 和宏, ピカッとさいえんす, 講義ノート, ( 2008). |
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