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説明 |
チタン酸バリウム1)など分極を起こす絶縁体です。絶縁体の分極の仕方で、誘電体、圧電体、焦電体、強誘電体、エレクトレットなどがあります。分極の程度は誘電率2)で表します。
電界を取り除いても分極が0になる常誘電体がある。
電界を取り除いても分極が0にならない強誘電体(Ferroelectrics)がある。
強誘電性(Ferroelectricity)を示す材料
反強誘電体(Antiferroelectrics)というのもある。
高誘電体とは、常誘電体のうち誘電率が高い、Ta2O5(酸化タンタル(Ⅴ)3))などの材料。
誘電体をはさんで、導電体の電極を対向させると電気がたまり、コンデンサになります。アルミニウムやタンタルのアノード酸化皮膜4)5)は電解コンデンサの誘電体に使われます6)。
電場中の誘電体に対して磁場中の磁性体という概念があります。
( 1)  チタン酸バリウム,  ,  BaTiO3, FW = 233.2082 g/mol, ( 化学種). ( 2)  ε,  誘電率,  permittivity,  ファラッド毎メートル, ( 物理量). ( 3)  酸化タンタル(Ⅴ),  ,  Ta2O5, FW = 441.893 g/mol, ( 化学種). ( 4)  酸化アルミニウム,  ,  Al2O3, FW = 101.9612 g/mol, ( 化学種). ( 5)  酸化タンタル(Ⅴ),  ,  Ta2O5, FW = 441.893 g/mol, ( 化学種). ( 6)  電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ(目次)永田伊佐也, 電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ, 日本蓄電器工業株式会社, ( 1997). |
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