エチル基を持つアルコール1)。リン酸を触媒に、エチレン2)に水を付加して作られるアルコール。硫酸で脱水してジエチルエーテル3)にします。
糖類を酵母菌でアルコール発酵させると酒になります4)。
飲酒によって体内に入ったエタノールは酸化されてアセトアルデヒド5)になります。さらに酢酸にまで酸化され、最終的には二酸化炭素と水に分解されます。シリカなどの多孔体に吸着させた粉体は食品の品質保持剤に使われることもあります6)。
エタノールの燃焼熱7)は1367.6キロジュール毎モルです8)。
( 1)  有機化合物実教出版, サイエンスビュー化学総合資料, 実教出版, ( 2005). ( 2)  エチレン,  ,  C2H4, FW = 28.05376 g/mol, ( 化学種). ( 3)  ジエチルエーテル,  ,  C4H10O, FW = 74.1228 g/mol, ( 化学種). ( 4)  発酵、食品山田保,尾藤忠旦著, 工業化学概論, 朝倉書店, ( 1965). ( 5)  アセトアルデヒド,  ,  CH3CHO, FW = 44.05316 g/mol, ( 化学種). ( 6)  アルコール―なぜ二日酔い渡辺正, 逆説・化学物質 あなたの常識に挑戦する, 丸善株式会社, ( 1996). ( 7)  ,  燃焼熱,  ,  キロジュール毎モル, ( 物理量). ( 8)    CH3CH2OH + 3 O2 =   2 CO2(g) + 3 H2O, , ( 反応- 447).
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